「岡本太郎展 太陽の塔への道」担当より おすすめ書籍のご紹介 その2

展覧会をもっと楽しんでいただくため担当がおすすめする書籍、

まだまだあります。

平野暁臣『太陽の塔ガイド』小学館クリエイティブ

 

高さ70mの太陽の塔。その中には高さ41mの巨大オブジェ《生命の樹》が立っています。

岡本が生命の進化を視覚的に表現したもので、会場では模型を展示しています。

魚類や恐竜など、一つ一つの生物について詳しく知りたい方におすすめの1冊です。

 

岡本太郎『日本の伝統』光文社知恵の森文庫

 

紹介済みの『今日の芸術』と対になる本。

「伝統を徹底的に見かえす」ことを目的に書かれました。

岡本と縄文土器について興味のある方、必読です。

尾形光琳、日本庭園についてもダイナミックな考察が繰り広げられます。

 

タナカカツキ『みんなの太陽の塔』小学館クリエイティブ

 

「セーフ」しかできない審判の塔、頭頂の避雷針がつかえてタクシーから出られない塔……

自由すぎる解釈で太陽の塔をとらえた漫画家タナカカツキの1冊。

会場には作者の絵と岡本の名言が組み合わされた楽しいパネルを展示しています。

「岡本太郎展 太陽の塔への道」は3月7日(日)まで。

会期終了間近は混雑が予想されます。お早めのご来館をお待ちしております!