「岡本太郎展 太陽の塔への道」展示室のご案内 その3

引き続き、展示室のご案内です。

太陽の塔の地下に展示されていた、知られざる第4の顔《地底の太陽》。

万博後に行方不明となりましたが、会場では再制作時の原型(直径3m)に

光と音の演出を加えて展示しています。

天井から吊り下げられたカラフルなマスクは万博当時、

地底の太陽とともに地下展示された岡本作品です。

 

 

塔の地下で、両手を正面に向けて「ノー!」と主張していた作品です。

どことなく某有名怪獣を思わせますが、

実は岡本は日本初特撮カラー映画でヒトデ型の宇宙人をデザインし、映画界でも注目される存在でした。

照明付の頭部は万博前年の作品です。

 

太陽の塔の両脇にも塔がありました。

ふっくらとした《母の塔》は空中から地上に降りて来る観客を受け止める場所。

一本の柱に魚、人間、飛行機などが串刺しになった《青春の塔》は

情熱、不安、希望を表す「若さの象徴」と言われています。

 

「岡本太郎展 太陽の塔への道」は3月7日(日)まで。

2月15日(月)は休館日です。

会期終了間近は混雑が予想されます。お早めのご来館をお待ちしております!