「岡本太郎展 太陽の塔への道」展示室のご案内 その5

 

岡本太郎の作った椅子のタイトルは《座ることを拒否する椅子》。

ゴツゴツした座面はいかにも座り心地が悪そうですが、

こちらをくすりと笑わせるかのようなユーモラスな表情が魅力です。

缶バッジ、ステッカー、Tシャツにも。

 

1951年、博物館の考古学資料室で偶然目にした縄文土器に「心身がひっくりかえるような」

感動を受けた岡本。

プロのカメラマンによる写真に満足できず、後に自ら撮影した写真によって、

そのダイナミックな原始美の価値を世に訴えました。

84歳で亡くなった岡本太郎の、人生最期の作品。

未完成ですが、「老いるとは、衰えることではない。

年とともにますますひらき、ひらききったところでドウと倒れるのが死なんだ」

と語った岡本の面目躍如といったところでしょうか。かたわらで頬杖をつくのは《若い夢》。

こちらは63歳の作品。

 

 

「岡本太郎展 太陽の塔への道」は3月7日(日)まで。

 

・土日は混雑が予想されます。特に開館10時前後は受付・ロビーの混雑も予想されますのでご注意下さい。

・平日および土日の夕方は、比較的混雑が少ない予想です。

 

皆様のご来館、お待ちしております。