「岡本太郎展 太陽の塔への道」展示室のご案内 その5
2021年02月27日
岡本太郎の作った椅子のタイトルは《座ることを拒否する椅子》。
ゴツゴツした座面はいかにも座り心地が悪そうですが、
こちらをくすりと笑わせるかのようなユーモラスな表情が魅力です。
缶バッジ、ステッカー、Tシャツにも。
1951年、博物館の考古学資料室で偶然目にした縄文土器に「心身がひっくりかえるような」
感動を受けた岡本。
プロのカメラマンによる写真に満足できず、後に自ら撮影した写真によって、
そのダイナミックな原始美の価値を世に訴えました。
84歳で亡くなった岡本太郎の、人生最期の作品。
未完成ですが、「老いるとは、衰えることではない。
年とともにますますひらき、ひらききったところでドウと倒れるのが死なんだ」
と語った岡本の面目躍如といったところでしょうか。かたわらで頬杖をつくのは《若い夢》。
こちらは63歳の作品。
「岡本太郎展 太陽の塔への道」は3月7日(日)まで。
・土日は混雑が予想されます。特に開館10時前後は受付・ロビーの混雑も予想されますのでご注意下さい。
・平日および土日の夕方は、比較的混雑が少ない予想です。
皆様のご来館、お待ちしております。