近藤喜文展ギャラリートークを開催しました!

本日はスタジオジブリの橋田真さんに、近藤喜文展のギャラリートークをしていただきました。アニメ映画やテレビのアニメ番組のエンドロールにはたくさんのスタッフの方のお名前が登場するので、アニメーションの制作というのはチームでの共同作業であるというのは理解していましたが、橋田さんのお話からは、監督と作画監督、アニメーターなどの役割分担やそれぞれに求められている資質などを深く知ることができました。

スタジオジブリのスタッフの中でも、近藤喜文さんの描く絵というものは、誰よりも繊細で温かみがあるものだというご指摘もありました。それは単に描く線のみならず、たとえば「耳をすませば」で主人公の雫が倒れ込む場面の「絵の動かし方」に象徴的に表れているとのことでした。また、幼少期にどこでどんな原体験を積んできたかが、将来アニメーターとして実際に架空の理想の世界を創り出す上で、大きく左右してくるというお話も興味深かったです。