美術鑑賞講座「アジア・東欧の現代アート」を開催しました!

展覧会「国立国際美術館コレクション 美術の冒険」の内容にちなみ、「アジア・東欧の現代アート」と題した講座を開催しました。当館は、環日本海のゲートウェイ・新潟に位置していることから、北東アジアの「現代の美術」も扱う美術館としてオープンしましたので、韓国・中国・ロシアのアートシーンについては、折に触れて展覧会や講座で紹介してきました。それに加えて今回は、アラヤー・ラートチャムルーンスックの映像作品やジョルジェ・オズボルトの絵画作品も展示しているということで、韓国、中国、ロシアに加え、タイと旧ユーゴスラヴィアの現代アートの流れまで見てしまおうという、ちょっと欲張ったテーマでした。

短い時間の中にかなりの分量を詰め込んでしまいましたので、聴講者のみなさんはついて来られるのが大変だったかもしれませんが、現代アートの多様性については理解していただけたかと思います。また、「政治がアートに影響を与えるのは、洋の東西を問わないと思った」というご感想もいただきました。次回の美術鑑賞講座のテーマは「ドイツの現代写真」(6月14日)です。国立国際美術館はドイツ現代写真の優れた作品を収集しており、今回の展覧会にも出品されています。展覧会を見てから講座を聴くもよし、講座を聴いてから展覧会を見てもよし。聴講は無料で、事前申し込みも不要ですので、次回もまたお気軽においで下さい。