「岡本太郎展 太陽の塔への道」展示室のご案内 その3
2021年02月12日
引き続き、展示室のご案内です。
太陽の塔の地下に展示されていた、知られざる第4の顔《地底の太陽》。
万博後に行方不明となりましたが、会場では再制作時の原型(直径3m)に
光と音の演出を加えて展示しています。
天井から吊り下げられたカラフルなマスクは万博当時、
地底の太陽とともに地下展示された岡本作品です。
塔の地下で、両手を正面に向けて「ノー!」と主張していた作品です。
どことなく某有名怪獣を思わせますが、
実は岡本は日本初特撮カラー映画でヒトデ型の宇宙人をデザインし、映画界でも注目される存在でした。
照明付の頭部は万博前年の作品です。
太陽の塔の両脇にも塔がありました。
ふっくらとした《母の塔》は空中から地上に降りて来る観客を受け止める場所。
一本の柱に魚、人間、飛行機などが串刺しになった《青春の塔》は
情熱、不安、希望を表す「若さの象徴」と言われています。
「岡本太郎展 太陽の塔への道」は3月7日(日)まで。
2月15日(月)は休館日です。
会期終了間近は混雑が予想されます。お早めのご来館をお待ちしております!