乙女のデザイン 大正イマジュリィの世界

乙女のデザイン  大正イマジュリィの世界
会期 2019年10月05日(土) ~ 2019年11月24日(日)
開催時間 10:00〜18:00(観覧券の販売は17:30まで)
休館日 10/7(月)、10/28(月)、11/11(月)
観覧料 一般1,100(900)円/大学・高校生 900(700)円/中学生以下無料
前売券(一般のみ)900円 
※( )内は有料20名以上の団体料金
※ 障害者手帳、療育手帳をお持ちの方は無料。受付で手帳をご提示ください。
前売券情報 前売券情報はこちら
会場 新潟県立万代島美術館
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大衆文化が盛んになり、印刷技術が進歩した大正時代。美しい装幀の書籍や、街で目にする華やかなポスターなど、人々は様々な図像を身近に楽しむようになりました。「夢二式」と呼ばれる女性像で人気を集めた竹久夢二や、日本の商業デザイナーの草分けともいえる杉浦非水が登場したのもこの時期です。当時の書籍、雑誌、挿絵、広告、絵はがき等、モダンでかわいいデザインの数々により、日本のグラフィックデザイン史の出発点をふり返ります。(杉浦非水『非水月刊図案』第1巻第1号付録4 カット 1918年)

「イマジュリィ」とは?

 大衆文化が盛んになり、印刷技術が進歩した明治末から大正、昭和初期。美しい装幀の書物が人々の暮らしを彩り、街には華やかな広告が溢れました。この時代の書籍、挿絵、ポスター、絵はがき等の印刷物や版画を「大正イマジュリィ」と総称し、その魅力をご紹介します。

誰の作品が見られるの? 

藤島武二、橋口五葉、富本憲吉、岸田劉生ら日本近代美術史になくてはならない作家や、竹久夢二、高畠華宵、蕗谷虹児といった抒情画家とよばれる作家。熱心な愛好者を持つ小林かいち。新潟出身・ゆかりの作家では蕗谷虹児の他、広川松五郎、水島爾保布の作品も出品されます。

どんな会場になるの?

会場には壁面とケースに書籍や雑誌、印刷物がずらりと並びます。印刷文化の黄金期ともいわれるこの時代、表紙だけでなく、見返しや函にも粋を凝らした書籍からは、当時の人々の高い美意識を感じることができます。絵画作品とは異なり、大量生産されて多くの人々の身近にあった印刷物の、小さいながらも美しく広がる世界をお楽しみください。

 

主催: 新潟県立万代島美術館   
共催: 新潟日報社
監修: 山田俊幸(元帝塚山学院大学教授)
後援: 新潟市/新潟市教育委員会/NHK新潟放送局/BSN新潟放送/N S T/TeNYテレビ新潟/UX新潟テレビ21/ケーブルテレビNCV/エフエムラジオ新潟/FM PORT 79.0/FM KENTO/ラジオチャット・エフエム新津/エフエム角田山ぽかぽかラジオ/エフエムしばた/燕三条エフエム放送
協力: 大正イマジュリィ学会/新潟県立美術館友の会
企画協力:キュレイターズ

展覧会のみどころ

その1  大正ロマンの代名詞  竹久夢二/たけひさ・ゆめじ

「夢二式」とよばれる憂いを帯びた女性像で有名な夢二。デザイナーとしても活躍しました。数多く手がけたセノオ楽譜の表紙はバラエティー豊かで、今見ても新鮮。


『乙女のねがい』セノオ楽譜459番表紙 1927年

その2 日本グラフィックデザインのパイオニア  杉浦非水/すぎうら・ひすい                                    

百貨店のポスターやPR誌の仕事で世に出た非水。日本のグラフィックデザイナーのさきがけとして、近年注目が集まっています。

                             
                                                                     『非水図案集』第1輯 1915年                                                                     

その3 モダン美少女の名手  蕗谷虹児/ふきや・こうじ                                  

新潟が誇る挿絵画家、虹児。夢二とは異なるモダンで洗練された女性像を得意としました。留学したパリで展覧会に入選した経験も。そして、虹児自身も少女達から熱烈に慕われたスター作家でした。


《巴里の燭火》便箋表紙(部分) 大正末~昭和初期

その4 おしゃれの競演!モダンガール

夢二と並ぶ人気抒情画家・高畠華宵が描く女性の最先端ファッションが、モダンガールのおしゃれのお手本でした。今なお熱烈なコレクターのいる小林かいちのスタイリッシュな作品も見逃せません。


高畠華宵『少女の国』第2巻第6号表紙(部分) 1927年                                                                       

その5 子どもが主役!大正時代は「子どもの時代」

『コドモノクニ』に代表される質の高い子ども向けの絵雑誌や書籍が数多く生まれたのもこの時代です。

岡本帰一《兎のダンス》『コドモノクニ』3巻5号挿画 1924年

その6 必見!乙女好みのかわいいアイテム

大正乙女の間で盛んだったお手紙交換。色とりどりの文様が刷られた絵封筒や便箋はため息もののかわいらしさ。ある少女の絵封筒コレクションも、本展の目玉のひとつです。


作者不詳 絵封筒 大正末~昭和初期

その7 かわいいだけじゃない!大正イマジュリィの底力

怪奇趣味あり江戸趣味あり。「エロ・グロ・ナンセンス」という言葉も流行したこの時代。「かわいい」だけには収まりきらない、多種多様な図像が生まれました。

                                                              斎藤佳三『魔王』セノオ楽譜243番表紙 1924年 ※初版1922

会期中のイベント

ギャラリートーク

10月5日(土) 

本展監修者・山田俊幸氏(元帝塚山学院大学教授・日本絵葉書会会長)
14:00~/展示室/申込不要 ※当日の観覧券が必要です。

『新潟日報』連載「押し入れの中の文化財」あれこれ-絵はがきの楽しみ-

10月22日(火・祝) 

本展監修者・山田俊幸氏
14:00~ (受付13:30~)/NICOプラザ会議室(美術館と同じビルの11階です)/申込不要/参加無料/先着90名
 
山田氏が『新潟日報』に連載中の「押し入れの中の文化財」にちなみ、絵はがきにまつわる様々なエピソードをお聞かせいただきます。

にいがたもようワークショップ

10月26日(土)

1回目11:00~ 2回目14:30~/美術館ロビー/当日10:00より整理券配布/参加無料/各回16名様限定

新潟をモチーフにした、カラフルでかわいい「にいがたもよう」でガーランドを作ろう!
今回は特別に「にいがたもよう紙風船」の和紙を用意します。色や形を自由に組み合わせ、暮らしににいがたもようを取り入れてはいかがですか?

乙女のためのギャラリートーク-キモノ・洋装で楽しくおしゃれに美術鑑賞-

11月10日(日) 

14:00~/展示室/申込不要 ※当日の観覧券が必要です。

着物、あるいはレトロな洋装で作品を鑑賞しませんか?本展担当学芸員が一押しのかわいい展示作品をご紹介しながら会場をご案内いたします。もちろん、乙女以外の方、その他の服装の方のご参加もお待ちしております。

モダンガールの記念撮影

本展の雰囲気に合わせた撮影スポットをご用意しております。少しおめかしして、記念撮影をどうぞ!

乙女グッズも大集合

展覧会会期中、乙女好みのかわいいグッズがミュージアムショップに多数登場します!