古代エジプト美術館展
会期 | 2024年10月11日(金) ~ 2024年12月15日(日) |
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開催時間 | 10:00~18:00(観覧券の販売は17:30まで) |
休館日 | 10月21日(月)、11月11日(月)、25日(月)、12月9日(月) |
観覧料 | 一般 1,600円(1,400円)/大学・高校生 1,300円(1,100円)/中学生以下無料 前売券[一般のみ]/1,400円 ※( )内は有料20名様以上の団体料金 ※障害者手帳をお持ちの方は観覧料免除 |
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古代エジプト3000年の歴史の扉が今、ひらく
「古代エジプト美術館 渋谷」は、日本初の古代エジプト専門美術館として2009年にオープンしました。個人コレクターによって収集された1000点以上にのぼる同館のコレクションは、先王朝時代からローマ支配時代までを網羅しており、古代エジプト文化の全貌をうかがい知ることができます。
本展では、世界的に貴重な遺物であるミイラやミイラマスク、人型木棺、神殿の石柱、ツタンカーメンの指輪をはじめ、当時の生活様式がわかるジュエリーやレリーフなど約200点を展示します。また、過去100年間学術的な調査がほとんどなされてこなかったメイドゥム(マイドゥーム)・ピラミッドの最新調査(2022年)の様子もあわせてご紹介します。古代エジプト人が築いた神々への信仰や国家、暮らし、死生観に触れることで、3000年にわたる巨大文明の歴史に迫ります。
プレスリリース:広報用画像の申し込み(外部サイトにリンクします)
会期中のイベント
ギャラリートーク →終了しました
「古代エジプト美術館 渋谷」を設立した菊川氏が、会場をご案内しながら展示品の解説や収集にまつわるエピソードをお話しします。
日時:10月11日(金)10:30~
講師:菊川匡(古代エジプト美術館 渋谷 ファウンダー)
会場:当館展示室(申込不要・要観覧券)
記念講演会「ピラミッドと古代エジプト神話」 →終了しました
本展の学術協力者である駒澤大学・大城教授に、古代エジプト文化の魅力や発掘調査でのエピソードなどをお話しいただきます。
日時:11月2日(土)14:30~16:00(開場14:00~)
講師:大城道則(駒澤大学 教授)
会場:朱鷺メッセ2階 中会議室201
定員:先着100名(要事前申込・要観覧券)
申込期間:9月21日(土)10:00~ ※定員に達し次第、受付終了
申込方法:新潟県電子申請システムにて受付
ワークショップ「あなただけのアミュレット(お守り)を作ろう!」→終了しました
古代エジプト美術館 渋谷が所蔵するアミュレットの型の実物から複製したシリコン型と粘土を使って、自分だけのアミュレットを作ります。
「ベス神」と「ウジャドの目」のアミュレット |
日時:10月12日(土)14:00~/15:30~(所要時間 約30分)
講師:菊川匡(古代エジプト美術館 渋谷 ファウンダー)、長富信人(古代エジプト美術館 渋谷 CMO)
会場:当館ロビー
定員:各回先着16名(要事前申込/お一人様1回まで)
対象:小学1年生~中学生(参加無料) ※小学1~2年生は保護者の同伴が必要です
申込期間:9月21日(土)10:00~ ※定員に達し次第、受付終了
申込方法:新潟県電子申請システムにて受付
クイズ&スタンプラリー
展示室で古代エジプト美術にまつわるクイズに答えながら、古代の神々のスタンプを集めよう!
展覧会会期中、当館展示室にて開催(申込不要・要観覧券)
展示構成
第1章 古代エジプトの神々と信仰
古代エジプト人は、自らが存在するこの世界や宇宙は、創世神によって創造されたもので、その後、数多くの神々が誕生していったと考えていました。古代エジプトでは、多くの動物神が信仰されていましたが、これは動物には人間にはない特別な能力を持つことが注目されたためでした。本章では、多様な神々の護符や神像、動物のミイラを紹介します。
アテフ冠を被ったトト神像/末期王朝~プトレマイオス朝時代 | ホルスの4人の息子たちの護符とプタハ・ソカル・オシリス神のミイラ/末期王朝~プトレマイオス朝時代 | ウラエウス厨子装飾/新王国時代・第18王朝 |
第2章 ファラオが率いた国家
古代エジプトの社会は、ファラオ(国王)を頂点とする国家であり、ファラオの下で、人口の約10%にあたるエリート高官たちによって国家は運営されていました。また、長い古代エジプトの歴史において、ファラオたちは、常に絶対的権力を行使していました。本章では、ファラオをモチーフとした像やレリーフ、神殿の柱などを紹介します。
王とアトゥム神のレリーフ/第3中間期・第22王朝 | プトレマイオス2世フィラデルフィスの神殿の柱の基部/プトレマイオス朝時代 |
第3章 古代エジプト人の衣・食・住
古代エジプトでは、他の地域と比較して、当時の衣・食・住を考える上で多くの資料が存在しています。エジプトの乾燥した気候により、墓に副葬された数多くの品々が朽ちることなく残されました。亜麻製の衣服や下着、履物、装身具、化粧道具なども多く存在しています。また、彼らが食べたパンや果物、野菜、肉なども乾燥した形で残っています。さらには、木製のイスやベッドなどの家具なども遺跡から出土する実物だけではなく、墓や神殿の壁面に描かれた壁画などの図像にも、当時の人々の生活を示す多くの場面が描かれています。本章では、ツタンカーメン王の指輪や化粧用容器、ジュエリーなどを展示します。
アラバストロン/末期王朝~プトレマイオス朝時代 | 指輪/新王国時代 | ウジャト(聖なる眼)を付けたビーズの首飾り/新王国~末期王朝時代 |
第4章 古代エジプトの死生観―再生とミイラ
古代エジプト人は、死後に再生し永遠なる生命を得ると信じていました。そのため、死者の遺体はミイラとして保存されました。最古のエジプトのミイラは、先王朝時代のもので、人工的なものではなく自然乾燥によって作られたものでした。その後、古代エジプトでは、ミイラ作りが盛んとなり、第3中間期(前1070~前664年)には、その技術は頂点に達します。末期王朝時代からプトレマイオス朝、ローマ支配時代にかけても多くのミイラが作られました。本章では、少女のミイラや人型木棺、副葬品などを紹介します。
ミイラマスク/プトレマイオス朝時代 | 人型木棺/プトレマイオス朝時代初期 |
音声ガイド
エジプト考古学に触れることを趣味とする俳優 酒井美紀さんが、古代エジプトの神話や人々の生活様式、死生観などを分かりやすくご案内します。時空を超えた旅をお楽しみください。(収録時間 約30分)
貸出料金:1台650円(税込)※音声ガイド機器の貸し出しのみ
【主催】新潟県立万代島美術館、BSN新潟放送、古代エジプト美術館展新潟実行委員会、古代エジプト美術館 渋谷
【監修】ロバート・スティーヴン・ビアンキ(古代エジプト美術館 渋谷 主任学芸員)
【学術協力】近藤二郎(早稲田大学 名誉教授)、大城道則(駒澤大学 教授) 【企画協力】アートプランニング レイ
【協力】駒澤大学、FARO、関西大学、新潟県立美術館友の会 【特別協賛】鳥屋野不動産
【後援】エジプト大使館、新潟県教育委員会、新潟市教育委員会 【企画制作】西日本新聞イベントサービス