田畑あきら子展

田畑あきら子展
会期 2025年11月22日(土) ~ 2026年01月12日(月)
開催時間 10:00~18:00(観覧券の販売は17:30まで)
休館日 12月1日(月)、12月15日(月)、12月29日(月)~1月3日(土)
観覧料 一般/1,100円(900円) 大学・高校生/800円(600円) 中学生以下無料
前売券[一般のみ]/900円
※( )内は有料20名様以上の団体料金
※障害者手帳をお持ちの方は観覧料免除
※大学生、高校生は受付で学生証をご提示ください
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新潟県西蒲原郡巻町(現・新潟市西蒲区)出身の田畑あきら子(1940-1969)。わずか10点に満たない油彩画は、有機的な線や形態が描かれた画面に白い絵の具が塗り重ねられ、独特の浮遊感をたたえます。本展では代表作とされる一連の油彩画とともに、200点を超える素描を展示し、田畑が描きとめた儚いイメージの世界を探求します。

図版:田畑あきら子《作品》1967-68年 国立国際美術館蔵

 

展覧会チラシ(2MB)

前売券販売情報

お得な前売券(一般のみ販売 900円 *一般当日券は1,100円)を下記のとおり販売します。

◆販売期間

2025年9月19日(金)~11月21日(金)

◆販売場所

電子チケット(インターネット購入)

スマートフォンに表示されたチケット画面、もしくは印刷したチケットを受付でご提示ください。

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展覧会の構成

1. 学生時代

田畑が独自の作品世界を確立するまでのバックグラウンドを探るため、田畑の学生時代の作品とともに、田畑が私淑したアーシル・ゴーキーや荒川修作、そして学生時代の教員や同世代の作家らの作品を展示し、当時の美術を振り返ります。


《コンポジション》1963年 新潟県立近代美術館・万代島美術館蔵

2. イメージが生れるまで

大学卒業後の1964年から亡くなる直前1969年までの5年間に描かれた素描群を紹介します。約200点の素描や詩稿集を展示し、田畑が内省を深め、自ら「オボロ線」と呼ぶ繊細な線描にいたるまでの田畑の思索の痕跡をたどります。


《作品No.21》1968年 新潟県立近代美術館・万代島美術館蔵

《作品No.24》1968年 新潟県立近代美術館・万代島美術館蔵

《作品》1968年 新潟県立近代美術館・万代島美術館蔵

《詩稿》制作年不明 新潟県立近代美術館・万代島美術館蔵

3. 白い油彩

田畑の代表作である白い油彩画シリーズを一堂に展示します。有機的な線と形態、文字や記号が描かれた画面に、白い絵の具が塗り重ねられ独特の浮遊感をたたえる油彩画には、田畑の儚いイメージの世界が広がります。


《作品》1966-67年 国立国際美術館蔵

4. 田畑を語るひとびと

田畑の作品は、親交があった吉増剛造ら一部の作家をのぞき、洲之内徹をはじめ、生前の田畑を知らない人々によっても語り継がれてきました。展覧会の最後に、田畑の作品がこれまで歩んできた道のりをたどり、「夭折の画家」へのまなざしを検討します。

関連イベント

■トークイベント「田畑あきら子を語る」

本展が田畑あきら子をめぐる新しい語りを生む場となることを企図して、新潟ゆかりの方々をお招きし、それぞれの立場から田畑の作品について自由に語っていただきます。

ゲスト:星野健司氏(彫刻家)、丸山直文氏(画家)、コイズミアヤ氏(美術家)、松沢寿重氏(前新潟市新津美術館長)

日時:12月20日(土) 14:00~15:30

会場:当館展示室 *申込不要/要観覧券

■学芸員によるミニレクチャー「田畑あきら子展が実現するまで」

本展担当学芸員が、展覧会の企画意図や開催までのウラ話、そして展覧会の見どころについてお話します。

日時:11月22日(土) 14:30~15:00

会場:当館ロビー *申込不要

■ギャラリートーク

日時:12月14日(日)、1月10日(土) 各日14:00~

会場:当館展示室 *申込不要/要観覧券

親子で楽しむアートデー

11月30日(日)は、親子で美術館を楽しむ1日として、いくつかのプログラムを実施します。

① 親子ふれあいデー

当日に限り、中学生以下のこどもを同伴する保護者(こども1名につき2名まで)の観覧料を無料にします。

定員:先着50組

申込期間:11月1日(土)10:00~11月28日(金)17:00 ※定員に達した時点で終了

申込方法:新潟県電子申請システムにて受付

② ワークショップ「ひろがるかいが」

時間:10:30~12:00 会場:当館ロビー

対象:中学生以下のこども 定員:先着10名

申込期間:11月1日(土)10:00~11月28日(金)17:00 ※定員に達した時点で終了

申込方法:新潟県電子申請システムにて受付

③ おしゃべりタイム

この日は1日、展示室内で声の大きさを気にせず鑑賞をお楽しみいただけます。親子で、ご家族で、リラックスしてご鑑賞ください。

学生無料ウィーク

1月4日(日)~12日(月・祝)まで、大学・高校生の観覧料が無料になります。受付で学生証をご提示ください。

 

主催 新潟県立万代島美術館

助成 芸術文化振興基金、公益財団法人三菱UFJ信託芸術文化財団、公益財団法人花王芸術・科学財団    

後援 新潟県教育委員会、新潟市教育委員会 

協力  新潟県立美術館友の会