レオナール・フジタとモデルたち

レオナール・フジタとモデルたち
会期 2017年06月24日(土) ~ 2017年09月03日(日)
開催時間 10:00~18:00(観覧券販売は17:30まで)
休館日 6/26(月)、7/10(月)、7/31(月)、8/7(月)、8/21(月)
観覧料 一般1,200円(1,000円)、大高生1,000円(800円)、中学生以下無料
前売券(一般のみ)1,000円 ※6/23まで販売
※( )内は有料20名以上の団体料金
※ 障害者手帳、療育手帳をお持ちの方は無料。受付で手帳をご提示ください。
会場 新潟県立万代島美術館
交通案内はこちら

フランスに渡り、「乳白色の下地」と呼ばれる独自の画面によって、時代の寵児となったレオナール・フジタ(藤田嗣治、1886~1968年)ほど、ヨーロッパで成功をおさめた日本人画家はいないでしょう。本展は、フジタの画業の中心である人物を描いた作品約90点を、描かれたモデルに関連する資料約150点を交えて紹介し、画家のモデルに注ぐまなざしや制作の過程、さらにフジタの人間性までもが浮かび上がることを期するものです。

また、フランスのエソンヌ県の特別協力によって出品される4点の壁画は、1点が縦横3メートルの大画面であり、フジタがモデル研究の集大成として挑んだ最初の群像大作表現です。こうした作品とともに、今回公開される写真や書簡などの貴重な資料は、ますます注目されるフジタの研究に新たな手がかりをもたらすものとなるでしょう。

展示構成

 

1 : 画家フジタ誕生 ― 1910年代

2 : パリ、成功の時代 ― 1920年代

3 : 世界をめぐる旅 ― 1930年から

4 : 追憶と祈り ― フランス帰国後/1950年代から

*初期から晩年までの作品約90点(油彩画、水彩画、版画等)および描かれたモデルの関連資料約150点(書簡、写真等) [7月31日に一部展示替えをします]

 

   

(左) 《アンナ・ド・ノアイユの肖像》  1926年  DIC川村記念美術館  © Fondation Foujita / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2017 E2533

(右) 《花の洗礼》  1959年 パリ市立近代美術館

展覧会の見どころ

全幅12mの壁画大作、最後の日本公開

フランスからやってきた4点の壁画<構図>と<争闘>は、いずれも2点組で対をなすと考えられ、1点が縦横3mという大作。今後フランスで開館予定の美術館に常設展示されるため、日本での鑑賞はこれが最後の機会となるでしょう。

(左から)《ライオンのいる構図》《犬のいる構図》《争闘Ⅰ》《争闘Ⅱ》1928年 ミュゼ・メゾン=アトリエ・フジタ、エソンヌ県議会(DIC川村記念美術館展示風景)

秋田と新潟のマドレーヌを見くらべる

 

フジタは生涯で5人の女性を妻としました。モデルとなったマドレーヌはフジタの4番目の妻。左はフランスで出会ってまもない彼女をモデルにした裸婦像。右はその16年後に敗戦後の日本で描いた裸婦像で、やや小さいサイズながらほぼ同一の構図です。しかし、周りを動物たちが取り囲み不穏な気配が漂うことから、戦争画制作に対して非難を浴びていた当時のフジタの心境を想像させます。この2つのマドレーヌを並べてじっくりと比較できる機会は貴重です。

(左)《眠れる女》1931年 公益財団法人平野政吉美術財団

(右)《私の夢》1947年 新潟県立近代美術館・万代島美術館

フジタの人間像を物語る貴重な資料

  

単身フランスに渡ったフジタは、日本に残した最初の妻とみへ多くの手紙を送りました。そこには絵葉書、写真、押し花などが同封され、滞仏初期のフジタの生活を知るとともにふたりの関係をしのぶことができます。

またアメリカ進駐軍の民間人フランク・シャーマンは、占領下の日本でフジタと親しく交流した人物で、作品や日用品などを譲り受けました。フジタのトレードマークである丸眼鏡もその一部ですが、フジタの眼鏡としては他に所在が確認されていません。

(左)書簡 フジタからとみ宛て 1914年 鴇田家資料

(右)フジタ愛用の眼鏡とケース フランク・シャーマン旧蔵コレクション

 

作品全て(但し《アンナ・ド・ノアイユの肖像》を除く)

© Fondation Foujita / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2017 E2625

会期中のイベント

  ギャラリー・トーク 「会田誠、フジタを語る」

7月23日(日)14:00~15:00/展示室にて/申込不要、要観覧券

※着席希望の方は要申込(6月24日から受付。先着50名。Tel:025-290-6655)

講師:会田誠(美術家)

  講演会 「絵画保存修復家の仕事~よみがえる絵画、そしてフジタ」

7月30日(日)14:00~15:30/NICOプラザ会議室(朱鷺メッセ内万代島ビル11階)にて

申込不要、先着140名、無料

講師:岩井希久子(絵画保存修復家)

  Noism 特別パフォーマンス

8月13日(日)18:45~19:10(18:35 開場)/展示室にて/要申込、要観覧券

※申込は7月28日10:00から受付。先着70名。Tel:025-290-6655

※詳細は、ニュース欄「『Noism 特別パフォーマンス』の参加申込みの受付を開始します。」(2017年7月27日付け)をご覧ください。

出演:Noism1(ノイズム1)

美術鑑賞講座

各回14:00~15:30/NICOプラザ会議室(朱鷺メッセ内万代島ビル11階)にて

申込不要、先着60名、無料

◇7月9日(日) 「レオナール・フジタと5人の妻たち」 講師:澤田佳三(当館業務課長代理)

◇8月20日(日) 「日本画家/挿絵画家 水島爾保布とビアズリー」 講師:桐原浩(当館業務課長)

学芸員によるギャラリー・トーク

各回14:00~/展示室にて/申込不要、要観覧券

7月2日(日)、8月6日(日)、8月27日(日)

 

 

主    催: 新潟県立万代島美術館、N S T、レオナール・フジタとモデルたち新潟展実行委員会

共    催: 新潟日報社

特別協力: ミュゼ・メゾン=アトリエ・フジタ、エソンヌ県議会

後    援: 在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本

                新潟市、新潟市教育委員会、NCV新潟センター、エフエムラジオ新潟、FMPORT 79.0、

                FM KENTO、ラジオチャット・エフエム新津、エフエム角田山ぽかぽかラジオ、

                エフエムしばた、燕三条エフエム放送株式会社

協    賛: 日本貨物航空、日本航空

協    力: 新潟県立美術館友の会

企画協力: キュレイターズ