シャガール展 2012 ―愛の物語―
会期 | 2012年07月30日(月) ~ 2012年09月23日(日) |
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開催時間 | 10:00~18:00 ※観覧券の販売は17:30まで |
休館日 | 8/6(月)、8/20(月)、9/3(月) |
観覧料 | 当日券 一般1200円/大学・高校生1000円 団体券 一般1000円/大学・高校生800円 ※( )内は有料20名以上の団体料金 ※障害者手帳・療育手帳をお持ちの方は無料です。受付でご提示ください。 |
交通案内 | 交通案内はこちら |
《ユダヤ劇場への誘い》 |
《街の上で》
1914-18年 139×197cm |
《散歩》
1917-18年 |
©ADAGP, Paris & SPDA, Tokyo, 2012, Chagall®
詩情あふれる色彩で愛を謳いあげる20世紀の巨匠マルク・シャガール[1887-1985]。生誕125周年を記念する本展では、ロシアの国立トレチャコフ美術館、国立ロシア美術館が所蔵する代表作を中心に、国内の名品を加え、油彩・水彩・版画など約100点を展示します。
特に1920年に国立ユダヤ劇場のために制作された壁画群は見もので、全幅約8mの大壁画が圧倒的な力で迫ります。また、幸せな結婚が主題となった代表作《街の上で》(トレチャコフ美術館)と《散歩》(ロシア美術館)が並ぶことも特筆すべきことです。
□主催: シャガール展新潟展実行委員会、新潟県立万代島美術館、新潟日報社、BSN新潟放送
□後援: 外務省、文化庁、在日ロシア連邦大使館、ロシア連邦文化協力庁、在日フランス大使館、新潟市、新潟市教育委員会、エフエムラジオ新潟、FMPORT 79.0、FM KENTO、ラジオチャット・エフエム新津、エフエムしばた、燕三条エフエム放送株式会社
□特別協賛: 三井ホーム 北新越ホーム株式会社
□特別協力: トレチャコフ美術館、ロシア美術館、公益財団法人ポーラ美術振興財団 ポーラ美術館
□協力: 日本航空、Lufthansa Cargo AG、新潟日報美術振興財団
■構成 油彩、水彩・グワッシュ等44点 版画57点 計101点
第1章 故郷ロシア (油彩、水彩・グワッシュ等30点)
シャガール芸術の原点である故郷ヴィテブスク(現在はベラルーシ共和国内)の風景やユダヤの人々や習俗を描いた作品を紹介します。また、モスクワのユダヤ劇場の壁面装飾を任されたシャガールが取り組んだ一連の壁画を再構成します。横幅約8メートルの壁画は圧巻です。
第2章 結婚―幸福な日々 (油彩4点)
帰国して晴れてベラと結婚したシャガールは、喜びの日々を絵画で表現します。一方、1917年のロシア革命で翻弄されたシャガールは、意を決して故国を離れ、ベルリン経由で1923年パリへ移住します。妻ベラそして娘イダとの幸福な暮らしが始まりました。
第3章 悲しみの日々そして追憶・幻想へ (油彩、水彩・グワッシュ等10点/版画15点)
1941年、ナチスドイツを避けたシャガール夫妻は渡米しましたが、1944年にベラが急逝。悲運を乗り越えたシャガールは、1947年フランスに戻り、世界的な名声を確立します。97歳で生涯を閉じるまで、時に亡き妻を追憶し幻想的に二人の愛の物語を回顧し描き続けました。
第4章 版画シリーズ「ダフニスとクロエ」 (版画42点)
「ダフニスとクロエ」は、2-3世紀のギリシャで書かれた二人の若者の愛の物語です。この題材を扱った42枚の色鮮やかなリトグラフは、色彩の詩人シャガールの真骨頂の版画です。
■関連イベント
アートとなかよし こどものじかん 夏休み、こどもたちの美術館デビューを応援します!!
7/30(月)から8/19(日)まで 11:00-13:00
この時間帯は多少にぎやかでもOK。お子様と一緒に、気兼ねなく美術館においでください。
作品を鑑賞しながら、親子の会話を楽しみましょう。
※来館者の皆様のご理解・ご協力をお願いいたします。
□ミュージアム・コンサート 8月19日(日) 14:00-14:40 万代島美術館ロビー
演奏:平松文子氏(フルート)、松村牧子氏(ヴァイオリン)、高橋美也子氏(ヴィオラ)、牧野純子氏(チェロ)
※申込み不要・入場無料
□美術鑑賞講座 会場:NICOプラザ会議室(万代島ビル11階)
①「シャガールとロシア」 8月5日(日) 14:00-15:30 講師:桐原 浩(当館業務課長)
②「シャガールとエコール・ド・パリ」 8月26日(日) 14:00-15:30 講師:今井 有(当館主任学芸員)
※①②共に申込み不要・聴講無料
□解説会 会期中の日・祝日 14:00- 当館学芸員による
※他のイベントがある日、土曜日は実施しません。 ※参加無料・要観覧券
※ 会場内の温湿度は作品保護のため国際基準に応じて設定しています。
肌寒く感じられるかもしれませんので、どうぞご注意ください。