美術鑑賞講座「青春時代のデューラー」開催しました!

 

美術鑑賞講座「青春時代のデューラー」を開催しました。

当館の桐原業務課長による講座です。

 

今回の展覧会にも作品が出品されているデューラーがどんな画家だったのか、少しでも彼に親近感を感じてもらえるようにと、話しました。

デューラーといわれても、あまりピンと来ない方も「レオナルド・ダ・ビンチ」「ミケランジェロ」「ラファエロ」という画家の名前は聞いたことがあるでしょう。デューラーは、彼らと同じ時代に活躍していた画家なのです。ミケランジェロとラファエロは彼よりも年下だそうです。

デューラーは15歳から3年ほどの修行時代を経て、18歳以降に各地に武者修行へ旅立ちます。

今で言うと高校3年間、絵の勉強をし、その後地元を離れて大学に行き、卒業後にイタリアに留学……というような感じ、と解説がありました。

なるほど、現代の設定に置き換えるととたんに親近感がわきます!

 

その他、デューラーの家族や、周囲の人々についても話がありました。

絵を見るだけではなく、作家本人について知ることで、作品にも興味が沸いてきますね。

参加された方も、熱心に頷いたり、メモをとったりされていました。

ご参加いただいた皆さんありがとうございました。

 

次回の美術鑑賞講座は11月27日(日)

「横山操と加山又造-戦後日本画の青春時代-」 担当:池田珠緒(当館主任学芸員)です。

戦後、日本画が大きな方向転換を迫られた時期に活躍した横山操と加山又造。その仕事を改めて見直し、二人に影響を受けた現代の作家についてもご紹介します。

こちらの講座もぜひお越し下さい。