学芸員によるギャラリートークを開催しました。

所蔵品展「うつくしい暮らし」展の関連イベントとして、新潟市美術館の星野学芸員をゲストにお迎えし、ギャラリートークを開催いたしました。

 

デザインや工芸を専門としている星野さんは、まもなく新潟市美術館で開催する企画展「東京国立近代美術館工芸館名品展―人為と天然」(11月3日〜12月24日)を担当していらっしゃいます。

この企画展には、三浦小平二や伊藤赤水、佐々木象堂や三代宮田藍堂など、現在当館で展示中の作家の作品も出品されるとのこと。二つの展覧会の出品作を比較しながら、技法の特徴や見どころなど、わかりやすくお話ししていただきました。

グラフィックデザイナー、亀倉雄策旧蔵のコレクションを紹介するコーナーでは、新潟市出身の建築家、前川国男と亀倉雄策との交流についての話題も出ました。

2つの美術館の学芸員がそれぞれの視点から語ることで、作品をより多角的にご覧いただけたのではないでしょうか。

展覧会準備の忙しい合間をぬって、ギャラリートークの講師を務めてくださった星野さん、本当にありがとうございました。

このたびのギャラリートークは、新潟市立、新潟県立の美術館4館のネットワーク「アートリンク」の共催イベントとして行ったものです。これからも、4館でアイディアを出しながら、「新潟のアートシーンをもっと面白く、もっと元気に」していきたいと思っています。