根立研介教授による講演会が開かれました。

 「京都 清水寺展」の開催にあわせ、本展監修者の根立研介氏(京都大学大学院文学研究科教授・見附市出身)より「清水寺奥の院千手観音像をめぐって」と題し、ご講演をいただきました。

 本展に出品されている清水寺「奥の院」の御本尊、《三面千手観世音菩薩坐像》(重要文化財)の造形的な特徴や歴史的な価値などを中心に、貴重な調査写真などを交えながらのお話でした。当日は180名というたくさんの方が講演にお集まりくださいました(混雑して大変ご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます)。

 

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 本像は、普段清水寺を訪れても拝観がかなわない「秘仏」です。根立教授のお話によれば、構造が弱いため、展覧会などへの出品も今後は厳しくなる可能性がある、とのことでした。

 貴重な仏像が出品されている本展、是非お見逃しのないようご来館ください。